エロ・サーリンス

エーロ・サーリネン(1910.08.20 - 1961.09.01)は、20世紀を代表する建築家・デザイナー。フィンランドの彫刻家であり建築家であった彼は、有機的なデザインを提唱した。幾何学的なフォルムで合理主義的なスタイルから出発。例えば、アメリカ・ミシガン州のウォーレンにあるゼネラルモーターズ技術センターの立方体言語は、その証しである。エーロ・サーリネンがダイナミックにデザインされたフォルムによる有機的な建築手法を実現したのは、その後のことである。彼の最も有名な建築物には、ニューヨークのJFK国際空港にあるTWAターミナルビルがある。サーリネンの建築家としての意義は高層建築にあった。家具デザイナーとしては、幅の広い円形のベースを持つ1本脚の「チューリップチェア」のデザインで有名になった。